幸福なプログラマ

プログラマは幸福になれる。

新人教育に際して気をつけたいこと

先日、devlove名古屋のオブジェクト設計とリーン開発、その実践に参加した際、最後の質疑応答で増田さん(@masuda220 ](https://twitter.com/masuda220))が仰っておられたことが心に残ったので文章に残しておきます。

最後の質疑応答の時間に増田さんに対して、設計の価値を他の人に伝えるためにはどうすればよいか、という質問が投げられました。
その回答が、過去に自分が犯した設計上の間違いや苦労話で盛り上がる、そこを基点にしてどうすればそんな間違いや苦労をしなくて済むかという方向で話を進めれば伝わりやすいというものでした。
 


 
自分が以前新人教育を担当していたときのことを振り返ってみると「こうあるべきだ」ということを押し付け、それを素直に聞かない新人に対して苛立ち、さらに意固地になって押し付けるという悪循環に陥っていたように思う。
何も知らない新人に意見を押し付けるのではなく、自分で考え行動する様を見守りながら、失敗してどうすればいいかわからなくなっているときに初めて手を貸すくらいが丁度いいのかもしれない。

今年もまた新人がオフィスやってきた、こんな自分の下にも1人の新人がつく。
自分の下でいっぱい失敗してほしい。
その度に彼が少し前に進む手助けをしてあげられればな、と。